分娩希望の方へPARTURITION
ご妊娠おめでとうございます。
お部屋は個室8部屋、二人部屋1部屋で計10床となっております。
大きな病院ではないことを活かしたホスピタリティを提供することで、皆様が安心して妊娠生活を過ごせるように、
また安全なお産と快適な入院生活を送れるようにスタッフ一同努力してまいります。

分娩予約について

分娩
 当クリニックでは、外来受診予約と同様に病床数の都合上、分娩は予約制にしております。
当クリニックでの出産をご希望される方は、妊娠初期に「分娩仮予約の申込書」を記入→診療時間内に受付にご提出→診察時にご予約の確認をさせていただきます。(※お電話での対応はいたしかねます。)
予約数によっては大変申し訳ございませんがお断りをさせていただくこともございますのでご了承ください。
 分娩予約金として10万円をお預かりしておりますので、妊娠16週までに分娩予約金をお支払いください。この10万円はご退院精算時に分娩費用より差し引きいたします。(詳しくは妊娠12週前後にご案内いたします。)
 また分娩予約のキャンセル待ちなどは行っていないため、分娩予約をお取り消しされる方はお早めにお申し出くださいますようよろしくお願いいたします。その際は事務手数料として1万円いただきます。カードの支払いも可能となっておりますので、受付でご確認ください。

立ち会い分娩について

 旦那さんとお子様の立ち合い分娩を行っております。
ご面会時間は13:00~19:00となっております。ファミリールームのご使用同様に、お子様連れの方はお母さんのご負担にならない程度(約1時間程度)を目安でお願いいたします。ご両親やご兄弟姉妹の立ち合いはご遠慮しております。なお上のお子様の立ち合いにつきましては、旦那さんがお子さんの人数も含めてお世話をできるご家族に限らせていただきます。
 *立ち合い分娩の可否と陣痛室と分娩室での滞在時間につきましては、周囲の感染症の状況を踏まえて判断させていただきますので、随時ご相談ください。

無痛分娩について

 当クリニックでは、ご希望の方は無痛分娩を選択することができます。現在、約半数の方が無痛分娩を選択されております。あらかじめ分娩日を決める計画無痛分娩を365日対応で行っており、入院の日程を事前(妊娠30週前後まで)に予定します。日程につきましてはご希望に添えないこともございますのでご了承ください。→詳しくはこちら

入院期間について

 経腟分娩ではお産をされた日を0日目と計算し、4日目退院となります(例 1月1日に陣痛で入院してお産→1月5日に退院)。
帝王切開は予定・緊急ともに6日目退院となります。
経腟分娩・帝王切開ともにご希望により1日早く退院することは可能ですが、母児お二人の状態にもよることや、赤ちゃんの体重チェックが必要な場合などは早めの外来受診が必要となることもございます。

分娩費用について

 経腟分娩で4泊5日入院の場合は約60万円~、予定帝王切開で5泊6日入院の場合は約66万円~となりますが、緊急帝王切開についてはそれまでの経過や状況などによって金額の相違がございます。また個室料金や深夜・休日加算などが発生することがございます。原則的に出産育児一時金の直接支払制度をご利用いただきます。退院時に出産育児一時金42万円と分娩予約金10万円を引いた金額でお支払いいただけます。お支払いにはカードもご使用できますので受付でご確認ください。

入院するお部屋について

 妊娠36週前後でご希望をお聞きいたしますが、入院時の混雑状況次第では希望に添えない可能性や一時的に陣痛室でお過ごししていただく可能性などもございますのでご了承ください。なお、事前にご予約することもできません。
 ・大部屋(二人部屋):差額なし
 ・個室A-type(トイレ、洗面付き):¥5000/日
 ・個室B-type(トイレ、洗面、シャワー付き):¥8000/日
 ・個室C-type(ファミリールーム、トイレ、洗面、シャワー付き):¥12000/日
 *ファミリールーム:ソファーベッド(一つ)と布団などをご使用いただき、別料金ですが旦那さんも同室に宿泊することができます。上のお子様につきましては、旦那さんがお世話をできるご家族に限らせていただきます。また、お母さんは産後の体力低下、授乳による疲労と睡眠不足、ホルモンバランスの変化による体調の変化などがありますので、お子様連れのご家族の宿泊は1泊までとさせていただきます。
 *なおご家族の宿泊の可否については、周囲の感染症の状況なども踏まえて判断させていただきます。

お祝い膳について

 個室入院の方は、入院中に一回ですがお祝い膳をお出しさせております。ご希望の方は別途料金がかかりますが、旦那さんとご一緒に召し上がることも可能なので事前におしらせください。また旦那さんに食物アレルギーのある方は、事前にお知らせください。
*こちらも周囲の感染症の状況なども踏まえて可否を判断させていただきます。
【帝王切開について】
 骨盤位(逆子)の方や前回帝王切開された方、子宮の手術の既往のある方は帝王切開を予定させていただきます。分娩予定日近くになると破水や陣痛が来る可能性が高いので、予定の帝王切開は妊娠38週前後で行います。日時につきましては妊娠30週前後で決定いたしますが、日程につきましてはご希望に添えないこともございますのでご了承ください。
 皮膚切開は通常横切開ですが、前回の傷が縦の方や緊急帝王切開の方は縦切開になることもございます。麻酔は脊椎麻酔(下半身麻酔)で行いますので、意識はある状態で手術をします。
【母体合併症について】
 当クリニックでは、院長一人と必要時の応援医師(産婦人科医、麻酔科医)による診察・分娩管理となります。そのため妊婦さんに他のご病気があった場合は、そのご病気が安定している方に限らせていただきます。お産後はどなたにもマタニティーブルーや産後うつといった状態になる可能性があるため、特にメンタルの状態が落ち着いていない方は、メンタルクリニックや精神科受診をしていただき、必要であればお薬を服用していただいて、精神科や小児科の常駐する病院をご紹介します。疾患には種類が様々あるため、その都度クリニックで判断させていただきます。また妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群など妊娠経過中にご病気が判明することもあり、母児のために必要であれば北里大学などNICU(新生児集中治療室)のある病院に母体搬送させていただきます。

無痛分娩のメリット

陣痛の痛みが軽くなります。これは無痛分娩の最大のメリットといえるでしょう。
「手指を切断するほどの痛み」とも表現される陣痛の痛みを軽減することによって、産婦さんが落ち着いて分娩に臨めるため、さまざまな副次的メリットも生まれます。